2020/09/13
こんばんは
人の死というものは、
必ずしも
終わりを意味するものではないと思います

その人の役目を、、、
志を受け継ぐ者にとっては、
そこから本当の人生が
始まりますからね

皆さんは、何かを受け継いで生きてますか?
それとも、なんとなく生きているだけですか?
ちなみに、
今を生きることで精一杯の
『くるあん工房』うえはらです

さて、
神話の続きを語ります

かなり破天荒な不良少年
スサノオノミコトの物語
後編でございます
前回の記事はコチラ彼の度重なる悪行により、遂にお姉さんであるアマテラスはショックのあまり
洞窟に隠れ込んでしまいました


太陽の神でもあるアマテラスが暗い洞窟で
『引きこもり生活』を始めたため、
世界は光を失ってしまいます

途方に暮れた他の神々は、緊急会議を開き、知恵を出し合います

最終的にアマテラスを『引きこもり』から脱却させることになるんですが・・・
ここの部分の話は、スサノオとは関係ないので端折ります
※ここの部分を「天岩屋戸(あめのいわやど)の話」といいます
さて、非行がたたり、国から追い出されたスサノオ

さすがに少し反省をし、精進生活をしますが、、、
すぐに腹が減ったことに我慢ならなくなり、
巷で
美味いと有名な料亭に向かいます

料亭の女将の名は
オオゲツヒメ
悪行はともかく、日本を作り出したイザナギ・イザナミの直系二男ですからね、
何かと有名で名が通っているもんで、
超VIP待遇
でもてなされることに

何やってても、親が偉いとチヤホヤされるのは、昔も今も同じなんですね


ただここは、
前回の事件への反省経験もあり
少し大人になったスサノオ

こんなに美味しい料理を提供してくれるなんて、
「お礼を言わねば」と、
一般的には常識的行為ですが、、、
彼にとってはガラにもない行動に出てしまいます

これが、次なる
悲劇を生むことに

実は
オオゲツヒメの出す御馳走、、、
彼女の
排泄物から作られているという事実を目の当たりにしてしまうのでした

(設定がスゴイ話ですよね

)
「てめぇっ!俺に何ちゅうモン食わせとるんじゃぁぁぁっ!」
と、
その場で斬殺

(彼女の身体からは、数々の穀物が生まれ出てきますが、これが現代の原種穀物となったそうです)
彼はなんとも言えない、後味の悪さを感じつつも
即座に料亭を無銭飲食で出て行きます

なんで、、、こう・・・スマートにいかねぇんだろぉなぁ・・・

何かと上手くいかないのは、
身勝手な行動をとっているからかもしれないと思い立ったスサノオは、突如
『人(神)
助け』をすることを決意

そこに都合よく・・・
何かに悲しんで
困っている老夫婦を発見

(なんたって神ですからね、しかも直系の。
とにかくツイてるんですよね~、思ったことがすぐに現実化するんですw)
聞くに、
娘が大蛇にさらわれるんだという
しかも明日

娘の名は
クシナダヒメ
見るに、
超絶美人
だったため、
事情は分かった、と。

但し、
助けてやるから娘を俺の嫁にするという、
老夫婦からしてみれば、
相手が大蛇か不良少年かというだけの違いであって、
結局、娘は連れ去らられるのねっていう理不尽な条件を提示されます
『可能性』でいえば、、、
見ず知らずとはいえ、あの直系子孫ですから、、、こちらの方がまだ娘が幸せになれるのでは・・・
ということで、
背に腹は代えられないという想いと、足元を見やがって、という邪念との葛藤の後、
老夫婦はこの要求を受諾するのでした


して、
相手を泥酔させて、その隙にボコすという、、、なんとも言えない戦術ではありますが、
まぁ・・・スサノオは見事・無事に大蛇を退治することに成功するのでした

そこで得た戦利品、
天叢雲剣(あめのむらくものつるぎ)
【別名:くさなぎのつるぎ】
を、謝礼としてアマテラスに献上することで、
これもまぁ、、、
なんとなく
お姉さんの許しを得たスサノオは、
その後
出雲(島根県)に新居を建てて、クシナダヒメと幸せに暮らすのでした
父子家庭に生まれ、
母をせがむも父から
虐待を受け、
姉に頼るも
疑いの眼差しで軽蔑され、
その姉から挑まれた勝負に勝つことでかろうじて信用を得たスサノオ。
ところが、
やんちゃ心が災いし、結果
姉を傷つけることに

彼の幼少期は、
壮絶なものですし、ある意味では被害者(被害神)だったのかもしれませんね・・・
次回は、
ぶっ飛んだ男神シリーズの
第3弾今回のスサノオからみると
6代孫にあたる、
オオクニヌシノミコトを、お送りします

いつになるかは・・・
分かりませんが


ただ、
スサノオの物語は
オオクニヌシの物語にも
モロに関わってきますので
ここで終わりではありません


はてさて皆さん今日もお疲れさまでした~

明日もまたジャンジャン楽しんでいきましょう~