2020/09/06
こんばんは

なぜか無性に
白菜の御漬物が食べたい
『くるあん工房』うえはらです

さて、
さっそく
昨日のブログの続き的なことを書きますが、
そう、
日本神話に登場する男神たちの
とんでもない生き方を
ざっくり御紹介したいと思います

まず今日は、
その筆頭となる神
イザナギノミコト
神話のなかでも超絶有名な神様なので、
いまさら御説明差し上げる必要はないのでしょうけど、
理不尽さがハンパないので・・・
『イザナギノミコト』を僕目線で
ざっくり語ってみたいと思います

時は宇宙創世からしばらく後、
神代七世(かみのよななよ)という七代の神様が現れます。
その一番末っ子だった、
誘うペア神として登場するのが、
この物語の主人公、
イザナギノミコトと
その恋人となる
イザナミノミコト
「これで日本、作ってこい」と先輩から無茶ブリをされ、渡された矛(ほこ)
『天沼矛(あめのぬぼこ)
』でもって、まだカタチ定まらぬ日本を
こぉろこぉろ・・・と掻き混ぜます
すると、あら不思議!島が誕生します

彼らはこの島を
『オノコロ島』と名付け、そこに神殿を建設

そこでのほほんと暮らしていたある日、
イザナギは彼女から突然、
「私の身体ってね、何か足りないところがあるの」と告白されます
「へぇ、そういや、俺の身体にゃ何か余ってるトコがあるなぁ・・・」と呟き、思考を巡らせた結果、
「もしかしたら、
君の足りないところを、
俺の余ってるとこで塞いだら、素敵なことが起こるんじゃね?」
ってな結論に至ります

でもって、
神殿の神聖な柱を互いに逆回りし、出会ったところで
「まぁ!なんて素敵な殿方なの!?」「わおっ!めっちゃキュートな可愛い子ちゃん
」なんてなやりとりを経て、
おもむろに
まぐわいます

ところが、生まれた子供は蛭(ひる)のような骨のない子だったため、
彼は
生まれたてのその子を海に流します
第二子も同様だったので、また海に流します・・・


(この子は「淡島」という名を授かる)
なぜだっ!?なぜに上手くいかんのだっ!?と行き詰った彼らは、先輩に相談に行きます

すると一言
「女から声かけっからだよ~」との答え
「あ、なるほど
」ってなこって、今度はイザナギから声をかけ、まぐわうことに
すると、あら不思議!(パート2)
次々と
元気な島々が誕生

これが今の
日本列島になります

そんなこんなで、
幸せを謳歌しながらも、彼らは日本国が更に豊かになるように
その後も様々な文明(神様)を生み出していきます

そんなある日・・・
事件が起こります
火の神である
火之迦具土神(ヒノカグツチノカミ)を出産した際、
イザナミは大火傷を負い、病床に伏すことになってしまいます

イザナギは必死で彼女に施しますが、その看病の甲斐なく
やがて彼女は
黄泉の国へと旅立ってしまうのでした

絶望の淵に立たされたイザナギは、
この絶望の原因はヒノカグツチじゃぁ!と憤慨し、母の死に懺悔し低頭する
息子をその場で斬殺
『お前のせいで、俺の愛しき人(神)が亡くなってしもたっ!』
と、子息よりも己の彼女を優先するイザナギ

怒りはおさまることなく、彼は更に『息のない息子』をズタズタに切り裂き続けます


やがて平生を取り戻しますが、彼の心から悲しみが消えることはなく、
彼女と過ごした『国生み』という楽しかった日々を回想する毎日・・・
どうにも悲しみが消え去らないイザナギは、
彼女に会うべく
黄泉の国への旅立ちを決意します

紆余曲折の後、
彼は見事、扉越しにではあるものの、彼女に会うことを果たします

どうにも一回抱きしめたい、と伝えると
「ごめんなさい、もうそっちへは戻れないの」と痛恨の一言


そりゃぁねぇぜぇ~・・・

と、どうにも納得がいかないので、何とか会うだけでも会ってくれないかと懇願

見かねた彼女はしぶしぶ、この旨を管理人(神)に相談してくることを伝えます
「但し、この扉は絶対に開けないでね」という一言を残して・・・
まぁ・・・ダチョウ倶楽部よろしく、
『鶴の恩返し』なんかでもそうですが、男ってね、やっちゃうんですよ、
絶対に見るな、って言われると見たくなるし、
絶対に触るな、って言われると触りたくなるし、
絶対に開けるな、って言われると・・・
開けちゃうんですねぇ~
開けちゃったんです。イザナギも
とっ、そこにはっ!!見るも無惨なまでに、変わり果てた愛する彼女の姿がっ!
美貌に溢れた彼女の姿はそこにはなく、体じゅうが腐り果て朽ち果て、
ウジがシャリシャリと這いまわり、ハエがたかり回る腐乱死体がゴロリ

こっからは定番ですね、
そう、
見ぃぃぃたぁぁぁなぁぁぁっ!
ってヤツです
※やっぱりね、いつの時代も女性が「見るな」って言ったら、
見ちゃダメなんですよ、いやホント
その結果得した人なんていないんですから、誰も
で、
そこで改めて
「どうなろうと俺は君を愛しているよ」って、腐敗した彼女をウジごと抱きしめていたら・・・世界は変わっていたのかもしれませんが、
超全力で逃げちゃうんですねぇ、イザナギさんは・・・

ひぃぃぃぃぃぃぃっ‼って。
様々な結界を張りながら必死で逃げ帰ろうと、あの手この手であがきます
イザナミとしては、たまったもんじゃない。
オメェが会いたいっつーこって、勝手に踏み込んで来たんだろぉが!
ウチは恥をさらしただけの、
さらし損じゃねぇかっ‼
っざけんなっ コルァァァッ!!!
お?
身体が腐ってたら
用無しか?
オドリャァ、身体が目的かぁぁぁっ!!!
みたいな・・・

で、
最終、
逃げ切ったイザナギは
岩で塞いじゃうんですね、入り口を

実は、あとチョットで追いつけたんだけど、
わざと歩を緩めたイザナミ・・・
彼の行動は、確かに許せるものではないし、有り得ない仕打ち。。。
だけど、、、
かつて一度は
私が愛した殿方私に会いに来てくれたことは・・・
ホントに嬉しかった
ここで捕まえて、
黄泉の国に引きずり込んでも良いのかもしれないけど、
あなたにはまだ、
私と始めた『国生み』の仕事がのこってるのよね
いいワ、引いてあげる。
そりゃぁ、いくら愛してるからって、その相手がゾンビ化してたらビックリして逃げちゃうわよね・・・
仕方ないよね・・・
――― 岩の裏で、
シクシクとすすり泣くイザナミ・・・
でも・・・このままじゃ、あまりにも私が可哀そうじゃないだから・・・最後の強がりを言わせて・・・―――なんとか逃げ切り、息を切らせながら岩に背を預けている
イザナギに放ったイザナミの最後の一言
「ひどいよ・・・アナタひどすぎる・・・こんな仕打ち、、、だいたい何しに来たのよ。。。私、あなたの国の人を毎日1,000人殺すからね・・・」に対する、イザナギの答え。
「ごめんな・・・それなら僕は毎日、1500人分が生まれる乳母小屋を建てて子供を育てるよ」はてさて皆さん今日もお疲れさまでした~

明日もまたジャンジャン楽しんでいきましょう~