2023/02/15
こんばんは

何を思ったか、とつぜん禁酒に取り組んでみる
『くるあん工房』うえはらです

まぁ、
3日ともたないだろうけど

さて、
今日は専門的な話になりますが、
自動車の
車内配策についてです
『電気配線の張り巡らせ方』のことです

特に、運転席側の足元の配策

つまり、アクセルペダルやブレーキペダルの上の辺りですね

昔の車は、アクセルペダルの上辺りから、
車両中央(左ひざの上の辺り)までを結ぶ骨がありました

だから、フロントガラスやダッシュボードの上に設置した部品の配線は、
室内の右端から下に落とし、
その骨に沿って配策を施してガッチリと固定していました

そこから、オーディオへと繋いでいくのがセオリーでした

こうすることで、
走行中の振動等で配線が足元に落ちてくることを未然に防いでいたんですね

ところが、
ここ10年くらいでしょうか?
その
骨となる部材がない車が増えてきまして

配線をくくりつけて固定する場所がないのよね~


そのくせ、
ドライブレコーダーやETC、各種フィルムアンテナ、ミラーレーダーなどなど
天井付近から垂れてくる配線はどんどん増えていく傾向にあります


これら配線を中途半端にだら~んと固定していると、
万が一の急ブレーキの際に、
その配線に足(つま先)が引っかかったりしかねません

それは最悪の事態ですし、
そんなことを招いては整備士失格です

ではどうするか

助手席側から降ろすことで対処できる配線はそうしますが、
それにも限界があります

そういった場合は、
橋を作ります

渡したい配線を全てコルゲートチューブに収め、
何があっても足先が届かない位置で、
なおかつステアリングシャフト等にも触れないラインで通します

内部の配線へのダメージを鑑み、
適度な張りを持たせて配策します

もしも、
お客様から後付けで何か他の機器を取り付けたい、
というご要望があった際でも、
今後はこの橋に沿って結束すれば安全に配策することが可能です

中古車を扱っておりますと、
非常に雑で危険な配策を施された車両をよく目にします

一般ユーザーが付けたのか、
プロがやったのかは分かりませんが、
危ないですからね、ホントに


安全もオシャレも足元から

はてさて皆さん今日もお疲れさまでした~

明日もまたジャンジャン楽しんでいきましょう~