2023/03/28
こんばんは

味方につけても役には立たないが、
敵にまわすとモノ凄く面倒くさい男
『くるあん工房』うえはらです

今日は
朝5時起きからの車検業務

心なしか、太陽が大きく見えます

それはいいんですけど、
本日の車検は
消防車だったんです

消防車の車検中は、
つまり地元の消防機庫に消防車がない時は、
もし近隣で火災が起きた場合に、
迅速な消火活動ができなくなることを防ぐため、
「消火活動に必要な機材」を機庫に降ろしてから、
車だけ預かるんですね

それと、
役所の消防担当部署にもその旨を伝えておきます

指揮系統に乱れが生じないようにする、防衛措置ですね

例年通りのことなので、
別に問題なく、ここまでは普段通りでした

ところが、
今日は車検の検査ラインにて、
「ポンプが載ってないから、検査合格にはなりません」と言われまして


おいおい、今まで通ってたじゃねぇか!
というと、
法律が厳しくなったんですと


なにやら、数年前に京都で消防車の過積載が発覚して、
そこから厳しくなったのだとか?
いやいやいやいや、知らんがな
ほな、ポンプを積んで車検に来ている最中に、
地元で火災が発生したら誰が消すのよ?
最悪、死亡者が出ても責任とれるの?
それに、
法改正が入ったにしても、
排ガス規定のように製造年の古いものは新しくできた法律にはそもそも適応できていないワケで、
適用外の扱いを受けるじゃないか
この車はこれまで、従前の法律で通っていたんだから、
そっちの規定を適用するべきだろう
と聞くと、
数人の検査官に取り囲まれまして

「警察」も「救急」も車検の際には応援要請をかけていて、
対応できるようにしてありますから、
そのようにしていただかないといけませんと

・・・あのね、
きちんとその要請もしてるし、
そりゃぁ周りもそのように動いてくれるでしょうよ
でもね、警察や救急と違って、
消防の場合は予備の車両やポンプが『地元』にあるワケじゃないのよね
それに、
より迅速な対応が求められる事態なのよね、火災というのは
ぶっちゃけ、本職の消防隊員が現場に急行して消火活動をしてくれると思うけども、
それよりも先に地元の一般消防団員がいち早く鎮火させて、
事態を最小に抑えることもあるのですよ
それによって救われる命もあるんです
そう言われましても、
このままの状態(ポンプ等を降ろしている状態)ですと、
「消防車」ではなく「貨物車」として登録をし直してもらわないといけなくなりますわおっ!
そうなったら「消防車」じゃなくて、ただの「貨物車」になるじゃねぇか
緊急走行できなくなるわ!
って・・・まぁね、そうだよね
言いたいことはよく分かる
気持ちもよく分かる
あなた方も公務員ですし、その立場の意味もよく分かる
だから前言撤回して「じゃぁ検査合格で」とは言えないことも理解する
だから、
ここはボクが一歩引こう
わかった
その上で、冷静に考えてみてほしい
命にかかわる問題と、誰かが決めた限定的で一方的な法律と
どっちが優先されるべきだろうか
などなど、
いろいろとゴネてみましたが、
結局ダメで


一度帰って、機材を全て積み直して再検査ということになりました

恐らく、ボクは次からブラックリスト入りだな(笑)
ほんで結局機材の積み直しを余儀なくされて、2往復(計8時間)

予定していた昼間の仕事は、夜にズレ込むという・・・

もう23時じゃないかっ


いやぁ~、いろいろ疲れました

検査官たちの言い分ももちろん分かります
公務員である以上、公務や法に準ずることが最も大切なんです
それによって、差別のない公正公平な判断が下されるワケですから
それは分かる

一方で
『公務員だからこそ、考えてみるべきこと』もあるんじゃないかなぁ
「なに偉そうに勝手なこと言ってんだ、それは一般の人が声をあげなきゃ無理だろ」って頭ごなしに否定されちゃいそうだけど

それは自らロボットに徹しているだけであって・・・
「〇〇の仕事は、○○が行なうもの」というふうに決めつけた考え方自体が、
『人間たちの未来』を暗くしているようにも思うんだよなぁ・・・
あっ!
またメッチャ愚痴ってしまった


すみませんね、もう歳なもんで


明日は明るく楽しく生きていこう

はてさて皆さん今日もお疲れさまでした~

明日もまたジャンジャン楽しんでいきましょう~