2017/06/28
『文章』 ~「ヒト」と「ヒト」を繋ぐ唯一のツール~
こんばんは
普段はツナギ服のため
全然意識に上がってきませんが
いよいよ
ベルト位置に
お腹が乗っかってきた
『くるあん工房』うえはらです

先日、どこからともなく
降りて来た言葉、
『こうみょうがつじ』

調べてみると
あの「司馬遼太郎」氏の小説
であることが判明

とりあえず買ってみよう、
ということで買ったものの
ここで
4巻編成であることが発覚

読み終わるまでに
かなりの根気が要りそうで
若干ひるんでいる、
というトコロまで
一週間くらい前のブログに
書きました

そこから今日まで
空いた時間を利用して
読み進めましたところ
晴れて一巻読破


天から降ってきた言葉(?笑?)
であるが故、
何らかのメッセージなり、
ひらめきのタネなんかが
この小説のどこかにあるハズ

と思い、
一文一文丁寧に読んでみました

司馬さんの小説は、
「燃えよ剣」しか
読んだことがないんで、
勝手なことはあまり言えないんだけど
そのときの文体と違って
この作品のそれは
『トキの流れ』が簡略化されてて
非常にスピーディに読み進めることが
できる印象です

あと、
細かな描写がそぎ落とされている分、
そのディテールをこちらの想像力で
カバーできるという愉しみがあります

これはデカい

そもそも小説は、
11次元ある世の中を
2次元にまで簡略化したものなので、
(文字の羅列と捉えた場合)
こういうスタンスになる方が
自然なのかもしれませんね

想いや情景を伝えたいがために
妙に「細かい説明」が増えすぎちゃって、
かえって読みにくい文章になることは
ままありますからね・・・


(特にこのブログ・・・


その点、やっぱり
世界的レベルの作家ともなると
凄まじいなぁ~と感じました

その文体から想起される
読者の映像化が及ばなくなるか
ならないか、という絶妙なタイミングで
その説明がさりげなく「ひょい」と
入れてあったりする、
読んでて非常に心地よい作品です

このままとりあえず
4巻読み進めていきたいと
思います

さぁて、
いつになることやら(笑)
未来に向けて、実に充実した一日でした~

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