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第二話 砂時計

こんばんは


続きです


カテゴリ欄の『小説』に書き溜めていきますので、
そちらからアクセスいただくと読みやすいと思います。

※この小説はフィクションです。
 実在の人物、団体名とは一切関係ありません。

原作
白鯨百一氏作:本土決戦




 2040年、私は六十歳をむかえた。

はっきりいってしまえば、働き盛りの三十代の頃から私は「国力の衰退」というものを味わい続けてきた。

その国の国力が衰退し始めてから、それが現象として現れるのに五年以上かかるといわれるが、

私たちの生活に影を落としたのは、二十年前の東京オリンピックあたりからだ。



その頃の日本人は、まだ国力と経済力の区別が付かなかった。

それでも物は溢れており、日銀がいくら金融緩和をしても、なかなか海外品デフレーションの波から脱却することができなかった。

物が余っているとき、カネの力は万能になる。


誰しもが、これからカネが不足する事だけを心配していた。

政府が消費税を上げるたびに、人々が覇気を失っていった。

その頃小学生だった私の甥っ子たちに、「将来何になりたいか」と聞くと、「お金の儲かる仕事」とだけ言い放った。


それも仕方がない。


今と比べれば相当贅沢な生活をしていたはずだが、多くの母親たちはカネが足りない、足りないと父親をせっついていた。




父親たちには威厳のかけらもなかった。



GHQの遺したWGIPの膿(うみ)は、この頃も十分すぎるほどの腐敗力を維持していた。






TRTM1820_TP_V.jpg






カネはそこから移動することはあっても、決して無くなることはない。



しかし「国力」、つまり「社会の生産力」や「人のエネルギー」は確実に減少していく。

将来のカネが心配だと言っているうちに、日本人の人的エネルギーは砂時計の砂のように無くなっていった。

少子高齢化が主な原因であった。




しかし、本当の問題は、


私たちから徐々に「覇気」と「明るさ」が消えていったということだ。




・・・第三話につづく。
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