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第十話 上陸

こんばんは


続きです


カテゴリ欄の『小説』に書き溜めていきますので、
そちらからアクセスいただくと読みやすいと思います。

※この小説はフィクションです。
 実在の人物、団体名とは一切関係ありません。

原作
白鯨百一氏作:本土決戦







そして2040年。




ついに戦争が始まった。


隣国への侵攻というのは戦後なかったわけではない。

1979年ソビエトはアフガニスタンに侵攻し、1990年サダム・フセインはクウェートに侵攻した。

そして、中国は日本の沖縄と九州を自国領土とする「九州併合宣言」をし、その理由、正当性を以下のように述べた。



「すでに日本は治安維持、福祉、生活保障の面から、主権国家の機能を成し得ていない。日本には850万の中国同胞が生活しており、この国の経済を支えている。彼ら同胞の保護及び、日本国民の経済生活の向上にとっても中国共産党傘下に入ることが望ましい。」




 もちろん、アメリカをはじめとする国連理事国は反対決議をしたが、武力でそれを止める意思は示さなかった。

中国のいう通り、いまや骨抜きになった日本人は中国資本に組み入れた方が多くの国にとって有益であり、

これが前例になれば東日本で同じことができる。




しかしなにより彼らを黙らせたのは、中国が今回の侵攻作戦によって日本人を一人たりとも殺害しないと決めたからである。


二十五年前の香港のようなことや、十三年前の台湾のときのような流血戦は起こさない、と宣言したからだ。





中国には秘策があった。





それはUMガスという彼らの虎の子の秘密兵器で、一種の生物兵器である。

人は殺傷しないが、人の脳に作用し、記憶の大部分を喪失させるというものだった。

つまり日本人は絶対に抵抗しないのだから、殺害の必要はないのである。



そして、一度ほとんどの記憶をなくした日本人に、毛沢東風の洗脳教育をすれば、

日本人を労働力として使いやすくすることができる。

その際、中国人移民は指導的な立場に立ち、日本人はその下に置かれる。



もちろん、日本の陸海空の自衛隊も福岡をはじめとする北九州に終結したが、

一度中国軍の上陸を許せばその武力は意味がなかった。

一般人を人質に取られるからだ。

それに、日本の自衛隊装備はかつてのような最先端のものではなく、隊員の指揮も低かった。




UMガスの拡散弾頭の付いたミサイルが合計六発、

福岡に二発、長崎に一発、佐賀に一発、熊本に一発、宮崎に一発着弾したのだ。





gas-4184871_960_720.jpg





「お母さん、、、ねぇ・・・お母さん!」




「あれ・・・この子、、、誰かしら?・・・ここ・・・は?私どこにいるのかしら・・・?」









「おまわりさん!大変ですよ!おまわりさん!」




「・・・おまわりさん?・・・おまわりさんって、いったい何だ?俺はいったい・・・誰なんだ?」











 廃人同様だった。




そのガスを吸った人間は、記憶を失い、迷子の子どものように街をさまよった。

事前にその情報を本国から聞いていた中国人だけが防護マスクをして、武装すると街を練り歩いた。




 こうなると自衛隊は手を出す術がなく、福岡、鹿児島、宮崎から約十万の中国兵上陸を許した。


そして、無防備になった九州の侵略が始まった。

南九州の人間はまだ正気を保っていたが、北上をする中国軍を黙って見ているしかなかった。




なんといっても、終結戦略拠点は福岡だ。




多くの日本国民があきらめと屈辱をもってその光景を「テレビで」眺めていた。




 中国人は一般人を攻撃しないといっていたが、その約束を破り発砲がはじまった。









そして約一週間は北九州で多くの弾丸が撃たれ、血が流れた。




第十一話につづく・・・。
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