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覚醒

こんばんは


続きです


カテゴリ欄の『小説』に書き溜めていきますので、
そちらからアクセスいただくと読みやすいと思います。

※この小説はフィクションです。
 実在の人物、団体名とは一切関係ありません。

原作
白鯨百一氏作:本土決戦







 この北九州事変が起こってから数週間、親族のいる者だけがやっと九州への移動が許され、

私は兄が暮らしている福岡に向かった。








現地では陸上自衛隊とともに行動しなければならなかった。

私が福岡の街で見た光景は悲惨、残忍極まるものだった。

テレビでは中継できなかったのだ。





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結局この侵略戦争はどんな結末になったのかも、公式な報告は受けていない。


 あちこちに死体が転がり、その死体は腕がもがれ、首が切り裂かれ、

皮が剥がされ、そこにハエがたかっている。まだ死体を片付けるのが追いついていないのだ。







「死ねぇっ!死ねぇっ!三人殺すぞ!三人!」





突然私は誰かに後ろから首を絞められた。

護衛の自衛官たちが、とっさにその暴漢を取り押さえた。

「早く中和ガスを吸わせろっ!まだ残ってるんだ!」




(死ねって叫んだってことは、日本人・・・なのか?)

私は自衛官に訊ねた。


「ええ、日本人です。」

「相当の日本人が・・・殺されたんですよね?」

「約一万二千人がこの戦争で死にました。うち、九千人が中国兵です。街に転がる死体もほとんどが中国兵のものです。」






「・・・どういうことですか?」





「UMガスで日本の一般人が凶暴化したんです。

中国軍が併合宣言の約束を無視して、発砲したのはそのためです。

その凶暴化した日本人に、我々自衛隊は武器を供給することにしました。

そして、なんとかそれに成功したのです。

その後武装化した日本人は中国兵に襲いかかりました。

一致団結の上に、油断していた中国兵をほぼ全員で襲いかかりました。

ほとんど虐殺といっていいと思います。

中国軍はすぐに撤退しましたが、逆に凶暴化した日本人の鎮圧に手を焼きました。

中国政府はすぐにUMガスの中和ガスを我々自衛隊に提供して来ました。

そのガスを撒き続けること一週間、ようやく沈静化してきたんです。」





「もう・・・中国軍はこないんでしょうか?」




「・・・二度と来ないでしょうね。」


「どうして・・・こんなふうに・・・」


「分かりません、、、ただ仮説ですが、UMガスですべての記憶が喪失した。

記憶がないと理性が効きませんから、本能が剥き出しになる。

一部族の外敵に対する反応が、そのまま本能的に出たんでしょうね。」




「最近は虫も殺せない・・・僕ら日本人がですか?」



「確かにこの三十年、日本人は脆弱化してきましたし、

あまり外敵から侵略を受けたことのない民族ですから、おとなしい民族だと思われがちですが、

世界史を振り返った時に他の国は日本人を決しておとなしい平和的な民族とは見ないでしょう?

むしろ、武闘派の民族だと思うんじゃないでしょうか。

欧米も中国も、侵略するのは難しい国だと知っていた。」





「・・・いままで侵略されなかったから、おとなしいというのではなく、実は手ごわいから侵略しなかった・・・」




というのが真実だったのだ




最終話につづく・・・。
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